Trimmer's Lecture

愛犬の爪切り

撮影協力:クロス動物医療センター

伸びた爪を放っておくと、ワンちゃんが体を掻いた時に爪で皮膚を傷つけてしまったり、皮膚に食い込んだりして、痛みや炎症の原因にもなります。カーペットやケージの柵、カーテンなどに引っかかって爪が折れてしまうこともあります。爪切りは3週間~月1回の間隔で行うのがおすすめです。

クロス動物医療センター
トリミングサロン「ブルーム」
箕輪 幸恵さん

わんちゃん、ねこちゃんが心地よくリラックスしてもらえるようなトリミングを心がけています。パピーからシニアまで安心してお預けいただけるケアとカウンセリングを大切にしています。

準備するもの

爪切り・爪ヤスリ

爪切りの流れ

動物病院併設トリミングサロンのトリマーによる「愛犬の爪切り動画」

STEP 1

ワンちゃんを立たせたら、自分の体の方にワンちゃんを引き寄せます。

STEP 2

足を前に持ち上げて爪切りする場合

利き手とは反対の手で犬を後ろから抱えて、足を上に持ち上げます。

足を後ろに持ち上げて爪切りする場合

利き手側に犬のおしりを向かせます。もう一方の肘と腕で犬の体を挟んで安定させ、足を後ろに持ち上げます。

STEP 3

爪の付け根を優しく押さえ、爪を出します。血管の手前までカットしていきます。

白い爪の犬の場合

爪を横から見るとピンクの管が見えます。血管の手前までカットしていきます。


爪の黒い犬の場合

外から見ただけでは血管を確認することが難しいので、慎重に少しずつカットしていきます。黒い爪の内側に丸い輪のような模様が見えてきたら血管が間近です。

血管の手前まで平たくカットしたら(1)、両サイドの断面がなるべく丸くなるように、角を切り落とします(2)。

STEP 4

切った爪の断面がなめらかになるよう、角を丸めるようなイメージで爪ヤスリをかけます。

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