ノミのもたらす病気や被害

SFTSの原因と症状

原因

SFTSウイルスに感染することです。ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染すると言われています。潜伏期:6日~2週間

症状

発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)。また、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状が起きることもあります。

フタトゲチマダニ

フタトゲチマダニ

タカサゴキララマダニ

タカサゴキララマダニ

出典:国立感染症研究所ホームページ

SFTSとマダニ

現在までに、わが国でSFTSを媒介したマダニとして、フタトゲチマダニ、ヒゲナガチマダニ、オオトゲチマダニ、キチマダニ及びタカサゴキララマダニが確認されています。
マダニには多くの種類が存在し、他にどの種類のマダニが感染源となるか、またウイルスの保有率などより詳細な実態は現在調査中です。
西日本を中心に感染が報告されており、さらにマダニの活動期である春から秋にかけて多くの発生が認められています。

飼い主様が気をつけること

  • 散歩の際に山野や草むらに入る場合は、長袖長ズボン、帽子を着用するなど肌の露出をさけ、マダニに咬まれないようにしましょう。
  • 散歩から帰った際には、人間・犬猫ともにマダニに咬まれていないかチェックしましょう。
  • 犬猫の場合、被毛の薄い目・鼻・耳・指の間などを重点的に観察してください。
  • もしも咬まれていた場合は無理に引き抜こうとせず、医師(皮膚科)・獣医師の診察を受けましょう。
  • ご自身が咬まれた場合、数週間は体調の変化に注意をして、発熱等の症状が現れた場合は医療機関を受診しましょう。

ペットにマダニが寄生するのを防ぐために

動物病院でフロントライン プラスなどの適切な駆除薬を処方してもらい定期的に投与を行いましょう。あらかじめフロントライン プラスを投与しておけば、マダニが付着しても48時間以内に概ね死んでしまいます。(※マダニの付着自体を防ぐことはできません)

SFTSに関するFAQ

出典:「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A」
(厚生労働省)http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
※一般向けの問い合わせを文章加工して掲載しております

重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)とはどのような病気ですか?

2011年に中国において新しい感染症として流行したことが報告された病気です。病原体は、SFTSウイルスであることが確認されました。主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。

重症熱性血小板減少症候群は、世界のどこで発生していますか?

日本、中国及び韓国で患者発生が確認されています。

日本でSFTS患者はどのくらい発生していますか?

2013年1月、SFTSの患者(2012年秋に死亡)が国内で初めて確認されて以降、毎年60名前後の患者が報告されています。

SFTSウイルスにはどのようにして感染するのですか?

ウイルスを有するマダニに咬まれることにより感染します。多くの場合、マダニに咬まれてSFTSウイルスに感染すると考えられますが、マダニに咬まれた痕が見当たらない患者もいます。最近の研究で、SFTSウイルスに感染し、発症している野生動物やネコ・イヌなどの動物の血液からSFTSウイルスが検出されています。このことから、SFTSウイルスに感染している動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染する可能性は否定できません。

ネコやイヌからSFTSウイルスに感染する危険性があると言うことですか?

ヒトにSFTSウイルスを感染させるリスクのあるネコなどは、ヒトのSFTSで認められる症状を呈していたことが確認されており、健康なネコなどからヒトがSFTSウイルスに感染することはないと考えられます。また、屋内のみで飼育されているネコについては、SFTSウイルスに感染する心配はありません。現時点においてはまれですが、SFTSウイルスに感染し、発症している動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染する可能性は否定できません。なお、ヒトのSFTSで認められる症状を呈していたネコに咬まれたヒトがSFTSを発症し、亡くなられた事例が確認されていますが、そのネコから咬まれたことが原因でSFTSウイルスに感染したかどうかは明らかではありません。

ネコなどの動物からSFTSウイルスに感染しないようにするためには、どのように予防すればよいですか?

SFTS以外の感染症に対する予防の観点からも、動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝ることなど)は控えてください。動物に触ったら必ず手洗い等をしましょう。また、動物のマダニは適切に駆除しましょう。飼育している動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際には動物病院を受診してください。 野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けてください。 体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診してください。受診する際は、ペットの飼育状況やペットの健康状態、また動物との接触状況についても医師に伝えてください。

どのような種類のマダニがSFTSウイルスを保有しているのですか?

日本には、命名されているものだけで47種のマダニが生息するとされていますが、これまでに実施された調査の結果、複数のマダニ種(フタトゲチマダニ、ヒゲナガマダニ、オオトゲチマダニ、キチマダニ、タカサゴキララマダニ)からSFTSウイルスの遺伝子が検出されています。日本ではフタトゲチマダニとタカサゴキララマダニがヒトへの感染に関与しています。

マダニに咬まれたことにより感染する病気は国内に他にありますか?

日本紅斑熱、ライム病など多くの感染症がマダニによって媒介されることが知られています。北海道ではマダニによって媒介されるダニ媒介脳炎の患者が発生しています。また、ダニの一種であるツツガムシによって媒介される、つつが虫病もあります。日本紅斑熱、ライム病、つつが虫病の日本国内での年間報告数はそれぞれおおよそ180件、10件、400件です。日本紅斑熱、ライム病、つつが虫病は基本的には抗菌薬で治療されます。しかし、現時点ではSFTSとダニ媒介脳炎には、有効な治療法はありません。

SFTSにかかりやすい、または、重症化しやすい年齢はあるのですか?

日本でこれまでに確認されたSFTS患者の年齢層は、5歳~90歳代で、全患者の約90%が60歳以上となっています。亡くなった患者は50歳以上ですので、高齢者は重症化しやすいと考えられます。

マダニからSFTSウイルスに感染しないようにするためには、どのように予防すればよいですか?

マダニに咬まれないように気をつけることが重要です。これは、SFTSだけではなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。DEET(ディート)という成分を含む虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。マダニに吸血された場合には、皮膚科などを受診してマダニを除去してもらって下さい。

ペットにマダニが付いていたのですが、そのマダニを介してヒトがSFTSにかかることはありますか?

ペットに付いているマダニに触れたからといって感染することはありません。しかし、マダニに咬まれれば、その危険性はあります。マダニ類はイヌやネコ等、動物に対する感染症の病原体を持っている場合もありますので、ペットの健康を守るためにも、ペットのマダニは適切に駆除しましょう。ペット用のダニ駆除剤等がありますので、かかりつけの獣医師に相談してください。散歩後にはペットの体表のチェックを行い(目の細かい櫛をかけることも効果的です)、マダニが咬着している(しっかり食い込んでいる)場合は、無理に取らず、獣医師に除去してもらうのがよいでしょう。

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