PET LIFE

愛猫の不妊・去勢手術

出典:環境省

愛猫に不妊・去勢が必要な理由

猫は初春から晩秋にかけて発情期を迎え、この期間にメスは発情・妊娠・出産を2~3回繰り返します。交尾をすると妊娠の確率は非常に高く、1回の出産で4~8頭の子猫が生まれてしまうため、1頭のメスからわずか1年で20頭以上もの子猫が生まれる可能性があります。しかも、オス・メスともに生後8か月ほどで繁殖ができるようになるため、繁殖をコントロールしないと、あっという間に数が増えてしまいます。寿命を全うできない命を生まないためにも、繁殖の予定がない場合には飼い主が責任をもってメスには不妊(卵巣・子宮の除去)手術、オスには去勢(精巣の除去)手術を施し、繁殖をコントロールすることが大切です。


愛猫に不妊・去勢が必要な理由


・メス猫は生後4~12ヶ月で子猫を埋めるようになり、年に2~4回発情期があり、1回に4~8頭の子猫を産みます。

健康面でのメリット

不妊・去勢手術をすると性ホルモンの影響や繁殖に関するストレスを受けずに済むようになるため、健康面でも猫に様々なメリットがあります。
特に妊娠・出産の繰り返しはメスの体に大きな負担となり、病気や寿命を縮める要因となってしまいますが、不妊手術(卵巣と子宮の除去手術)をすることで、そのリスクを抑えることができます。また、生殖器の病気や交尾によって感染する猫白血病ウイルス感染症などの感染リスク軽減も期待できます。

行動面でのメリット

発情期のネコはオス・メスを問わず、問題行動が増えてしまいます。特にオスはメスを探して外に出てしまい、交通事故や他のネコとのケンカなどさまざまな危険にさらされてしまうリスクが高く、ネコエイズ(ネコ免疫不全症候群)に感染してしまうおそれもあります。また、発情中のオスは独特の声で鳴いたり、強いにおいの尿であちこちにマーキングをするなどの問題行動が増え、近所に迷惑をかけてしまうことも珍しくありません。また、メスを探して家を出て交通事故に遭ったり、なわばりをめぐって他のオスとケンカをし、感染症に罹患するリスクも増えてしまいます。去勢手術(精巣の除去手術)をすることによって、こういった問題行動はほぼ解消され、家の中で落ち着いた生活が送れるようになります。

行動面でのメリット

不妊・去勢のデメリットは?

・ 太りやすくなる
不妊・去勢手術後は必要なカロリーが減るため、太りやすくなってしまいます。
食事量や運動量を適切にコントロールして体重管理をしてあげましょう。

・ 全身麻酔のリスクがある
不妊・去勢手術ともに全身麻酔のリスクがありますが、適切な麻酔管理でリスクの軽減ができます。

不妊・去勢のデメリットは?

不妊・去勢のタイミングは?

何歳でも不妊・去勢手術は可能です。繁殖の予定がない場合は、最初の発情期を迎える前に手術をすれば、繁殖によるストレスやリスクから愛猫を守ってあげることができます。

出典元:環境省
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/hanshoku/full.pdf
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2810a/pdf/02.pdf

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