
セーブペットプロジェクト、愛情の証キャンペーンに関する活動報告や情報発信をしていきます
2020.06.17 11:43
【人と動物の未来センター・アミティエ】新型コロナによる保護活動への影響について

SPPの支援先である公益社団法人アニマル・ドネーションは、新型コロナウィルスが動物保護団体の活動にどの様な影響を与えているのかをリサーチしています。SPPブログでもその内容を幾つかご紹介することとなりました。
今回は、「人と動物の未来センター・アミティエ」の現状をお伝えします。
譲渡会やイベントの延期が続き、下がる譲渡率
緊急事態宣言の解除されたアミティエさんのある鳥取県ですが、以前の活動に戻ったわけではありません。
3月中旬から譲渡会などのイベントは立て続けに中止となりました。
毎月実施していたアミティエフェスタは、再開のめどはまだ立っておりません。
5月10日に予定していた「わんわん運動会」もできませんでした。広い芝生のあるアミティエで、飼い主と犬たちが参加して楽しむイベントです。新型コロナの感染者が確認されたため、安全を最優先し、中止いたしました。
また、6月26日に計画していたアミティエチャリティコンサートも中止となりました。倉敷ミライ中心小ホールで多くの出演者の方々にもご準備いただいておりましたが、残念でなりません。楽しみにしていてくださった方の多いと思います。

新しい飼い主さんとの出会いを待つメスの「あまねちゃん」。鳥取県の保健所より保護されました
イベントは寄付につながる場。寄付収入の減少も
そして、今後心配なのが寄付の減少です。アミティエさんの活動は寄付に支えられています。大事な犬猫たちの命を繋ぐため、スタッフはシェルターにいる犬猫たちのお世話と新たな飼い主をすることに尽くしています。
2014年からは鳥取県とも連携し、保健所で処分される運命の犬や猫の引き受けを開始されています。
「アミティエ」とは、フランス語で友情、親切を表す言葉。
動物と人間は強い友情でつながっています。
新型コロナはまさに地球環境を変えてしまったほどの出来事。
同じ地球で暮らす動物たちの中でも、人間と共に生きる犬や猫の命は人間たちで守らねばなりません。
「動物がいかに大切かを多くの方に伝えていく使命が、アミティエにある。アミティエは今後なにをすべきか模索しています。従来の活動のほかに環境問題にも取り組む計画です。このままでは私たちも含め動物たちも住めなくなります。獣医学と環境学は表裏一体です。」と代表の山根 義久氏は語ってくださいました。

こちらも現在シェルターで新しい飼い主を待つサリーくん。人懐こいですが、初対面だと少し警戒するタイプ
アニドネでは引き続きの支援を行うと共に、各団体さんの状況を継続的に発信できたらと考えております。
応援を宜しくお願いいたします。
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◆「人と動物の未来センター・アミティエ」さんのご紹介・ご寄付のページはこちらからご覧いただけます。(https://www.animaldonation.org/group/311/)
