
セーブペットプロジェクト、愛情の証キャンペーンに関する活動報告や情報発信をしていきます
2016.07.06 10:08
「保護犬とドッグランに行こう!」保護犬・保護猫との暮らしと感動秘話

セーブペットプロジェクトでは、「保護犬・保護猫との暮らしと感動秘話」をシリーズでお届けしたいと思います!
今回ご登場いただくのは株式会社ナイル代表取締役の土江雄飛さんです。
前編・後編と掲載しましたが、その続編となる今回は保護犬をドッグランに連れて行く体験談をお届けいたします。
前回の投稿ではドッグランで走り回ることを目標にしていた保護犬「カンナ」ですが、その後何度か代々木公園のドッグランに挑戦することとなりました。
しかし、本人は大変な人見知り、いや犬見知りのため、いざドッグランに入ってもまったく動きません。
元気なワンちゃんが「遊ぼう!」と誘いにきたり、イケメンワンちゃんが誘惑しに来たりしましたが、まったく無反応。
完全にドッグランでひとりぼっちとなりました。
腰が引けてしまっています。
それからも何度か代々木公園に行きました。
他の飼い主さんからは「何度も通えばそのうち慣れるよ!」と励ましのお言葉をいただきましたが、普段の様子を見るにつけて、人間大好き、犬苦手の性格がそんなに急に変わるはずもないと・・・。
しまいにはドッグランに近づくと、その場で座り込んだり方向転換したりする始末。
そんな経緯もあり、他の犬のいないところでなければカンナは楽しめないと確信してきました。
社会性が無いと言えばそれまでですが、そもそも山を駆け回っていた一匹狼です。
しかも成犬になっているので、人間の都合で何かを求めすぎるのも良くないなと思い始めました。
そこでカンナに思いっきり走ってもらうため、ゴールデンウィークに犬の少ないドッグランに連れて行くことを計画しました。
しかしそんなドッグランが都合良く見つかるのか・・・と心配でしたが、ありました!
場所は栃木県那須高原。
「ペンションリーフ」
そうです。ペンションにドッグランがついている宿を見つけたのです。
しかも広大なドッグラン。まるで森の中にいるような。実際人里離れた森の中にあります。
さらに、「中学生未満の子供は宿泊NG」というのもポイント。
カンナは子供が苦手で、子供がいると逃げ出してしまうのです。
こんなぴったりの場所に行かないわけにはいきません!
ということで車を飛ばして行ってきました。
遠くに見えるのがペンション。芝生のドッグランと雑木林になったエリアで構成されています。
思いっきり走りたいワンちゃんは芝生エリアで。山のにおいをいっぱい嗅ぎたいワンちゃんは雑木林エリアで。思い思いに楽しめます。
カンナは主に山の匂いがいっぱいの雑木林エリアを堪能していました。
ゴールデンウィークとはいえ、そこは高原地帯。
朝夕は肌寒くて15分もいると芯から冷えます。そんなこともあってか、他に宿泊していた2組のお客さんはドッグランにあまり出てこなくて、貸し切り状態が楽しめました。
そしてカンナの疾走風景は動画でご覧ください!
一緒に暮らして1年。こんなに全速力で走っている姿を初めて目にして感動です。とても大人しい犬ですが、やっぱり全力疾走したかったんだとこの動画を見るとわかっていただけると思います。
https://youtu.be/D6ZuAw97aho
この姿を見ていると、これまで単純にドッグランが嫌いなのかもしれないと考えていたことが申し訳なくなりました。
普段の様子をじっくり観察した上で最も良い方法を見つけてあげればこんなに楽しそうに走り回るんだと思い知らされました。
これから保護犬を飼おうと考えている皆さんには、ぜひ成犬をお薦めします。
もちろん子犬は可愛く毎日の成長が楽しみですが、成犬であっても一緒にいるうちに性格が変わってきたり、秘められた性格がのぞいたりして驚くことがあります。
きっと飼い主さんと一緒に成長していって、素晴らしいペットライフを与えてくれると思いますよ!
さて、カンナさんのこれからの目標は、他の犬の少ない時間帯で代々木公園のドッグランに再挑戦すること。なんとか他の犬とも共存してくれたらいいな。
と、そんなことを考えています。
保護犬の里親になろう(前編)
保護犬を飼ってみよう(後編)
